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道州制 区割り 州都 [生活と文化]

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道州制 州都候補



47都道府県を廃止して10程度の州に再編し、地方分権を加速させる「道州制」が安倍内閣のもと
いよいよ本格的に動き出すようです。

これはかねてより橋下徹・大阪市長がリードして推し進めてきた制度であり、
安倍内閣としてはこれをきっかけとして、
橋下徹・大阪市長そして維新の会との連携を強めたいとの思惑があるようです。

しかし、当然というか、これには大多数の県知事から猛烈な反発の声が上がっていますね。
それは、州都に選ばれる県がごく一握りとなり、
選ばれなかった残りの県が衰退してゆくことが懸念されるからです。

さらに言えば、3大都市圏を除くエリアとの、地価の格差も広がってしまうでしょう。

今、道州制の区切りをどうするか、そしてかく州の”州都”はどこになるのかが
注目されています。

【道州制をどう区切る】

どのように区切るかは、主に3つの案があり、
9つに区切る9道州制・
11に区切る11道州制
13に区切る13道州制

が主たる案ですが、
ここでは9道州制とそれぞれ最有力”州都”候補地を挙げてみます:

9道州制 案

道州 [編集]
9道州

北海道(19兆5044億円):北海道 ⇒ 州都=札幌?

東北(32兆4200億円):青森県、岩手県、秋田県、山形県、宮城県、福島県 ⇒州都=仙台?

北関東信越(43兆5586億円):茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県 州都=宇都宮?
南関東(156兆7627億円):埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県(東京だけ分離して州とする場合、「東京州(仮)」「南関東州(仮)」の2州に分ける) ⇒州都=新宿?

中部(72兆7339億円):富山県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 ⇒ 州都‘=名古屋?

近畿(82兆2004億円):福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県 ⇒州都=大阪?

中国・四国(41兆5305億円):鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県 ⇒ 州都= 岡山? 広島?  三次? 福山?

九州(43兆4862億円):福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県 ⇒州都=福岡?熊本?

沖縄(3兆5755億円):沖縄県



まだまだ議論の余地があり、
各県の利害や思惑もからんで、我が県こそはとの立候補も絶えることもなく、
今後も一筋縄ではいかないでしょう。

関東においては、

北関東州(栃木・群馬・茨城・埼玉)をおいて州都を埼玉にする案もあり
南関東州(山梨・東京都下・神奈川・千葉)もありますが

↑埼玉を南関東州に含めるべきかは議論の余地あり。

また、この場合、多摩地方などの東京都下(23区以外の東京)は
今まで中央省庁からは遠方にあっても、東京都民ブランドとして
地価も一定の高い水準をたもってきたのですが、
この南関東州の構想によれば、
山梨や千葉県とも距離的になんらのメリットのない地域に格下げされる
可能性を秘めており、山梨県民の不安をあおっているようです。

東京都23区特別州:23区のみを独立させるべきなのかどうかは
議論の余地あり。南関東州に含める案もあり。

さらに、23区の中でも省庁の集まった千代田区・港区・中央区のみを
独立した特別区として独立させ、
残りの23区(20区)を南関東州に含める案もあり。
その場合は、現東京都庁のある、新宿区が南関東州の州都になる。

大阪州における大阪州都案には、京都も神戸も反対であるし、

新潟を東北州におさめて7県一州とする案もある。
しかし新潟は、その場合、仙台という同レベルの都市のある東北のなかでの
立地の不利な点を憂慮する。
さらに、北東北3県(青森・秋田・岩手)は新潟・仙台の2県が東北州になった場合、
南部と北部の経済格差が大きすぎる点をあげて、これに反対する。

中国地方では、広島が州都の名乗りを上げるものの、
山口県は九州州へ含まれることを希望しているため、
万が一山口がぬけると、中国地方の最端部という地理的な問題を生じることになる。

そのため、四国との経済つながりの強い岡山が我こそはと
「中国・四国州」の構想とともに州都の名乗りをあげており、
この全体に過疎化した中国四国エリアの区分けをどうするかも
まだまだ予断を許さない。

さらに、四国4県は互いのつながりが乏しく、それぞれが本州の違う県との
つながりを重視する傾向にある(愛媛⇒広島)(香川⇒岡山)(徳島・高知⇒神戸)

このため、関西州に徳島がひっぱられる構想ももちあがっており、
その場合は残り3県だけではまず四国州の成立は難しいのでしょう。

九州の州都も、熊本県が我こそはと名乗りをあげており、
また九州という広大な土地全体の州都の位置として福岡がどうなのかも
これからの課題になるのでしょう。

と、まだまだ混戦もようが続くと見られる「道州制」の区割り問題と州都問題ですが

どこらへんが落とし所となるのでしょうか。








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